糖鎖とは、8種類の単糖が鎖状に連なったもので、細胞の膜組織の表面に産毛のように存在する「細胞のアンテナ」のようなものです。脳や全身の各組織が正しく生体反応をできるように働きます。 いわゆる「砂糖」とは、まったく違う動きをします。
リポソーム化には特徴的な二重膜構造を持つ「リン脂質」によって、有効成分を胃酸や消化酵素から守ります。それにより、有効成分が胃で分解されることなく効率良く小腸に届けることができます。
リポ糖鎖はリン脂質二重層を幾重にも重ねた構造からなる、多重層リポソーム化を採用しています。通常糖鎖を摂取するより、糖鎖栄養素が体内に吸収される率がアップします。生体膜と同じリン脂質なので生体適合性も相性がいいです。
精神科心療内科のクリニックでも使われている信頼と実績の「安心品質」です。
8種類の糖鎖栄養素を配合するため、様々な原料から取り入れています。K・リゾレシチンとの相乗効果により、細胞(膜)栄養療法で実績を上げているベースサプリメントです。
「糖鎖」が正常に機能するためには、それを構成する単糖類が大変重要な鍵を握っています。この8種類の単糖類のことを特に「糖鎖栄養素」といいます。通常の食事から必要量の摂取可能な糖鎖栄養素として、グルコース、ガラクトースの2種類があり、通常の食事だけでは補給が難しいものとしては、マンノース、キシロース、フコース、N-アセチルグルコサミン、N-アセチルガラクトサミン、N-アセチルノイラミン酸の6種類があります。
グルコースは、人間をはじめ、動物や植物の活動のエネルギーになる物質のひとつです。 光学活性物質であり、脳の唯一のエネルギー源としても知られています。 食材では、ほとんどの植物や穀物、キノコなどに含まれています。
ガラクトースは、脳糖とも呼ばれており、人間をはじめ動物のエネルギーとなる他、カルシウムの吸収や腸内フローラの形成に関与します。 食材では、乳製品やテンサイ、ツバメの巣などに含まれています。
マンノースは、免疫系に重要な役割を持ち、マクロファージの活性化や、細菌感染防止、抗炎症などの働きがあると言われています。 食材では、キノコ、アロエ、コンニャクなどに微量に含まれています。
キシロースは、木糖ともいい、抗菌作用や病原体・アレルゲンの統合を防止する働きがあると言われています。食材では、穀物や植物の皮、キノコ、メープルシロップなどに含まれています。
フコースは、昆布のネバネバ成分としても知られるフコダインで発見されました。免疫系に重要な働きをするとして、注目されています。 食材では、藻類(特にモズクやひじき)などに含まれています。
N-アセチルグルコサミンは、いくつかの生化学的機構にとって重要な物質です。健康・美容面でよく耳にするヒアルロン酸の素になる単糖です。 食材では、ツバメの巣、カニやエビなどの甲殻類の甲羅に含まれています。
N-アセチルガラクトサミンは、ガラクトースから誘導された単糖で、人と動物両方の感覚神経構造に多く含まれ、細胞間コミュニケーションに関与すると言われています。 食材では、ツバメの巣やキノコ、鮫軟骨、牛乳に含まれています。
N-アセチルノイラミン酸は、脳の発育に必要不可欠な成分と言われています。また、細菌感染予防に重要な粘膜の粘度調整に関わり、コラーゲンをはじめとする体内の器官をコーディングする粘土質の素になっています。 食材では、ツバメの巣、母乳に含まれています。
糖鎖が体内合成されるとき、捕酵素(ビタミン類)が必要です。また、ビタミンA・C・Eをはじめとする抗酸化栄養素は、糖鎖の働きのサポートとしても期待されています。
ギャバ(GABA)は体内にも広く存在する、天然アミノ酸(y-アミノ酪酸)のひとつです。ギャバは、脳に存在する抑制系の神経伝達物質として働き、「気持ちを落ち着かせる」「抗ストレス作用」「リラックス効果」といった感情の安定効果があると言われています。
トリプトファンは、「ハッピーホルモン」と言われるセロトニンの素となるアミノ酸で、体内では作られないため、食物から摂取する必要があります。
体内では、セロトニンからメラトニン(快眠ホルモン)が生成されます。
レシチンは、細胞膜の約50%を構成し、必要な栄養を細胞内に摂り込み、不要な成分を輩出する働きがあります。
糖鎖は、細胞膜のアンテナとして外部情報をキャッチして、細胞にとって必要か否かの判別や代謝指令をする組織です。
代謝機能を担うレシチンと、情報伝達を担う糖鎖は、どちらかの働きが欠けても、体は正常に働けず、健康バランスを保ちにくくなってしまいます。
K・リゾレシチンと糖鎖栄養素の2つの相乗作用は、体の根幹から立て直す細胞(膜)栄養療法において不可欠な存在です。