健康生活大百科

ハッピークッキング

代謝とビタミンの関係

代謝のメカニズム【ビタミン】

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 私たち人間は、三大栄養素と言われている「炭水化物(糖質)」「脂質」「タンパク質」を体内でエネルギー変換することで、体を動かし生命活動を維持しています。この三大栄養素は「エネルギー生産栄養素」とも呼ばれています。これにビタミンとミネラルを加えたものが「五大栄養素」と言い、ビタミンとミネラルはエネルギーにはなりませんが、三大栄養素のエネルギー代謝を円滑に行うためには、欠かせない栄養素となります。

作成-3 上図は、栄養素によってエネルギーを生み出すことを車に例えたものです。車を動かすにはガソリンが欠かせません。「車」と人間の体に例えれば、脂質と糖質は力や熱になる主成分で「ガソリン」の役割、タンパク質は体を作る主成分で「ボディやエンジン」の材料となります。またタンパク質は糖質がエネルギー源として利用できない場合には、分解されてエネルギー源(ガソリン)として使われます。

 しかし車にはエンジンが搭載されていて、ガソリンが入っているだけでは動きません。そこで、車を動かす「エンジン」をかけるために必要な「車の鍵」が、体の調子を整える主成分であるビタミンとミネラルに匹敵するのです。

 

【ビタミンの働き】

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 ビタミンは他の栄養素の吸収や代謝を助けたり、血管や皮膚などの健康を保つ働きがあります。ビタミンは全部で13種類あります。

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酵素って意味わかる

補酵素とは・・・酵素の働きを助ける栄養素のことを「補酵素」と言います。補酵素がないと酵素がうまく働かないため、酵素同様に重要な成分です。

 生命活動に必要なエネルギーは、糖質・脂質・タンパク質である三大栄養素が、段階を踏んで代謝されることで作られます。例えば糖質は、体内でグルコースに変換され、その後ピルビン酸に、そしてアセチルCoAという物質に代謝され、最終的にエネルギー物質になります。その工程すべてで、ビタミンB群が補酵素として関わっています。どこかで補酵素が欠けると次のステップに進むことができず、エネルギーを生成することができません。

 糖質だけでなく、脂質やたんぱく質も同様で、代謝のステップそれぞれで、補酵素であるビタミンB群が必要です。糖質や脂質、タンパク質を代謝・分解し、エネルギー物質を生成するためには、ビタミンB群をバランスよく摂取することが重要なのです。

 

2025.09.25
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