年末年始は食習慣が乱れがちに…お酒を飲む機会が増える方は必見です。
忘年会や新年会など、外食の機会が増える年末年始。味の濃い食べ物や揚げ物類、アルコールが連日続いてしまうと、身体のバランスも崩れやすくなってしまいます。適度に身体を労りながら、乗り切りましょう！
アルコールの代謝経路
肝臓でアルコールは、「アセトアルデヒド」という有害物質に分解され、さらにALDH（アルデヒド脱水素酵素）の働きによって無害な酢酸へと変化します。アルコールを過剰に摂取すると、たくさんのアセトアルデヒドが体内に発生し、血液中に流れ出てしまいます。アセトアルデヒドは、頭痛や吐き気、動悸を引き起こし、ひどい場合は二日酔いの原因になります。
お酒の席で実践したい！上手な飲み方
お酒を飲み過ぎないことが一番重要ですが、食事面でも肝臓やアセトアルデヒドの代謝をサポートすることが出来ます。アルコールと上手に付き合えるように、日頃から意識的に摂取しましょう。
● 肝機能を高める栄養素
- タンパク質：肝細胞の修復や機能の回復に必要な栄養素です。エネルギーの過剰摂取を防ぐため、鶏ささみや青魚、豆腐、卵などを適量摂りましょう。
- ミネラル：ミネラルは、肝臓の代謝や解毒、胆汁の生成や分泌などの働きをする過程で欠かせません。野菜や海草類、きのこ類から摂取できます。
● アセトアルデヒドの代謝を助ける栄養素
- ビタミンB群：ビタミンB群はアルコール代謝に大きく関わる栄養素です。体内にとどまりにくい水溶性ビタミンなので、飲酒の前後に摂取するのがおすすめです。
…枝豆やうなぎなど - ビタミンC：肝臓の働きを助け、アセトアルデヒドの代謝を活性化させます。ビタミンB群と同様、水溶性ビタミンなのでこまめな摂取を心がけましょう。
…野菜や果物など - ビタミンE: 肝臓の機能を高める他、血行を促進してアルコールの分解物質の排泄を早める働きがあります。脂溶性ビタミンなので食後の摂取がおすすめです。
…アーモンドやアボガドなど
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