健康生活大百科

ハッピークッキング

知らないうちに、脳を使いすぎていませんか?スワイプする手がとまらない理由。

23065865_mテレビを見ながらスマホを手に取ってしまう、音がないとなぜか不安な気持ちになる、すぐ疲れるのに身体が休まらない…近頃そういったお悩みが増加傾向にあります。この原因として考えられるのは、「刺激が多すぎる環境」です。

 

本来生命活動に必要なドーパミン。誤学習によって悪者に…

近年「ドーパミン中毒」「ドーパミン依存症」といった言葉を目にするようになりました。
本来は、意欲や集中力を高めるホルモンですが、ドーパミンの「使いすぎ」や「強い刺激による偏り」「誤学習」によって、ドーパミンに依存しやすくなる人が増えていることが問題視されています。

本来ドーパミンは達成・成功・快楽といったポジティブな刺激によって放出されるホルモンです。目的を達成した時、好きな音楽を聴いたとき、本や映画を見た時・・・こういった様々な刺激によってドーパミンは分泌され、「またやりたい」「これはいいことだ」と脳を学習させ、その行動を繰り返すようになります。仕事のモチベーションが高まったり、楽しかったことや嬉しかったことが印象的に残っていたりするのはそのためです。

 

情報過多な現代社会。脳の中で起きていることとは?

最近は、youtubeやtiktokといった、ドーパミンをわざと簡単に放出させるように設計されたコンテンツがあふれるようになりました。指先一つ、スワイプするだけで簡単にドーパミンが分泌されてしまうため、脳が誤学習を起こしてしまいます。過剰分泌により、ドーパミンに依存しているような状態になってしまうのです。スマホを見ていたら数時間経っていた、ゲームに集中しすぎて食事を忘れた、それらはドーパミンの過剰分泌が原因です。
こうした強い刺激が当たり前になってしまうと、「刺激がない状態=つまらない・物足りない」脳が感じるようになり、様々な弊害がでるようになってしまいます。

✔ ドーパミン依存状態による弊害
  • ひとつのことに集中できない
  • 物事への関心が薄くなってしまう
  • 常に気が散り、落ち着かない
  • 意欲や達成感を感じにくくなる
  • 外部からの刺激がないと動けない
  • 楽しいはずのことが楽しめなくなる

特に近年の、スマホ・ゲーム・SNSなどのコンテンツは設計が非常に精巧で年齢や性別を問わず、ドーパミン中毒が起こりやすいことが判っています。スワイプだけで得ることのできる「短期的な楽しさ」を追い求めてしまうあまり、2時間の映画を見るのが苦痛になったり、目の前の仕事や学習に集中できなくなったりと、人生の豊かを損ねてしまいかねません。

 

刺激のレベルを下げることがまずは重要

脳がドーパミンを追い求める状態になっているときは、まずドーパミンを過剰に引き出す行為を一定期間制限し、少しずつ刺激レベルを下げていくことが効果的です。刺激の強いSNSやゲームを控え、低刺激な活動(読書や散歩など)を日常に取り入れるようにします。

▷ 刺激の強い活動
  • スマートフォンの使用(SNS・youtubeなどの動画視聴)
  • ゲームやネットショッピング
  • 高糖質や高脂質の食事

 

▷ 刺激の弱い活動
  • 読書
  • 散歩などの軽い運動
  • 手芸や塗り絵、ジグソーパズル
  • 料理
  • 入浴

これらの行動は、脳に「静かな満足」をもたらし、セロトニンの分泌を促すことにも繋がります。

 

栄養面のサポートでさらに「依存状態」から脱出!

刺激を減らしても土台が弱っていると回復に時間がかかる場合もあります。生活習慣や食事を意識して整えましょう。脳の神経伝達物質や神経細胞の材料になるレシチンを摂ることがおすすめです。
また、高脂質・高糖質の食べ物はドーパミンの過剰分泌に繋がる場合もあるため、控えるようにしましょう。

 

良質な脂質の代表例※いずれも摂りすぎはNG※

  • DHA・EPA(オメガ3系脂肪酸):青魚に豊富。炎症を抑え、脳や心血管の健康を守る
  • 亜麻仁油・えごま油:植物性のオメガ3脂肪酸を含む(α-リノレン酸)
  • オリーブオイル(エキストラバージン):酸化しにくく、腸や血管にやさしい
  • ココナッツオイル(中鎖脂肪酸):エネルギーとして速やかに使われやすい

糖質選びのポイント

  • 甘味をとるなら、黒糖・はちみつ・甘酒など自然由来のものを少量
  • 主食を選ぶときは、白米より玄米、精白小麦より全粒粉、もち麦などの雑穀を摂り入れる
  • 清涼飲料水・加工食品は控える

 

2025.12.26
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