核酸の基礎知識

60兆個の細胞からできる私たち人間にとって、「核酸」とはどんな働きをしているのでしょうか?
新陳代謝と核酸の関係

私たち、生き物の細胞は、日々、細胞分裂を繰り返して生まれ変わっていきます。このことを「新陳代謝」と言いますが、細胞分裂をする際に、まず2つに分かれるのが細胞の中心にある「核」です。この核の中にある酸性の物質が「核酸」です。
核の中にあるのがDNA(デオキシリボ核酸)、核の周りの細胞質中にあるのがRNA(リボ核酸)で、この2つがセットになって細胞分裂をしています。
新陳代謝(細胞分裂)は、遺伝子の指令のもと、約20種類のアミノ酸(タンパク質)を組み合わせて同じ細胞をつくりだしますが、この新陳代謝を行う時に材料としてなくてはならないのが「核酸(DNA/RNA)」なのです。
20歳を過ぎる頃から核酸は不足し始める…
核酸は体内で合成され、10代までは一定量が保たれています。
ところが、20歳をピークにこの核酸の体内合成量が減り始めます。
新陳代謝の材料である「核酸」の合成量が減り始めれば、同時に新陳代謝も衰え始めます。「核酸」の体内量が減り始める時期、20歳以後から「老化」は始まっていくのです。
核酸不足によって加速される老化現象
・肌の老化
・脳機能の低下
・遺伝子の防御・修復機能の低下
・胃腸機能の低下
・再生能力の低下
・精子生産能力の低下
・新陳代謝の低下(肥満など)
核酸が豊富に含まれる食品
白子、魚卵、ちりめんじゃこ など
2021.01.05











