健康生活大百科

ハッピークッキング

脳に重要な核酸!レシチン相乗効果とは

図1

RNAはDNAと協力してタンパク質を合成しますが、脳細胞の働きを活発にする働きを持っています。認知症研究の第一人者として知られる元ハーバード大学のマロッタ博士は、「アルツハイマー型認知症は、核酸の減少が原因で起こる」という説を発表しています。

また、核酸は脳血管をしなやかに保ち、血液循環を促進する働き(RNAの成分であるアデノシンは末梢神経血管を拡張して血流を促す)もあるので、脳血管性認知症の予防にも期待されています。

さらには、核酸自体が神経伝達物質や神経線維の成分にもなっていたり、活性酸素除去や傷ついた遺伝子の修復に関与しています。脳神経細胞では、その一部の細胞しか細胞分裂しないといわれていますが、核酸は別の形で脳に貢献しています。

 

図2

 

 

核酸成分を細胞内にきちんと届けるためには、細胞膜の強化が必須です。

いくら良い成分を摂取しても細胞自体がその栄養素を吸収できなければ、体から排出されてしまいます。細胞分裂の根幹でもある核酸栄養素をしっかり細胞内に届けるために、吸収・排出を担う細胞膜を良い状態に保つことが大切です。

細胞膜をつくる成分で、この吸収・排出を担うのが「レシチン」です。レシチンは、細胞の「選択的透過」という表現をされますが、いわゆる吸収と排出です。この細胞膜の強化こそが、核酸の有効性を跳ね上げる「カギ」となるのですが、レシチンと核酸を同時に摂取することで、細胞膜と細胞核の強化となり、細胞自体を活性化します。

 

 

図3図4

 

それぞれの栄養素が助け合いながら体の健康を守っています。

2021.01.15
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