歯周病と健康リスク
歯の役割は、「食べ物を噛むだけのもの」と思っていませんか?
じつは私たちの体全体に大きな影響を与えています。
歯に不調が起こると、体のさまざまな臓器や組織も不調を起こしてしまいます。
いまや歯周病は、「国民病」と呼ばれ、
35歳以上で80%、小学生で40%が罹患しています!
■歯周病による健康リスクは?
噛むことによって脳の老化や認知機能の低下をふせぐことが判明しています。
東北大学の研究によると、歯の残存数が少ない人ほど、
脳の容積が小さくなることが判っています。
また、認知症の患者さんの残存本数は平均9.5本に対し
認知症でない人の残存本数は15本でした。
このことから歯を失うと認知症のリスクが高まると言えます。
0個▶健康
生活習慣が乱れると歯周病のリスクが高まります。予防しましょう。
1~3個▶軽度の歯周病の可能性
歯周病菌が歯の周辺組織に侵入し、骨や組織を溶かし始めています。
4~6個▶中程度の歯周病の可能性
さらに歯周組織の破壊が進んだ状態。歯茎が腫れたり、ぐらついていませんか?
7つ以上▶歯周病リスク大
骨がかなり溶けて、歯をうしないかねません。痛みがでると食事もしづらくなります。今すぐ万全な治療を!
歯周病は、口腔内の細菌感染によって発症しますが、
歯と歯肉の境目の汚れが大きな原因となります。
毎日ハミガキをしていても、なかなか行き届きにくく、
そのまま放置することで、歯垢がたまり、細菌が増殖。
そのまま炎症を起こして赤くなったり、
腫れて痛みや出血で気づくことがほとんどです。
治療をして回復しても、潜在的リスクを抱えることになります。
少なくとも半年に一度は歯科医でデンタルケアを!
★歯周病予防に効果的な栄養素★
▶ビタミンC
抗酸化、抗菌作用によって歯周病予防に役立ちます。
さらにコラーゲン生成に必須の栄養素。
傷の治りをはやくするので、抜歯やインプラント挿入後のケアにも必要です。
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▶タンパク質(ペプチド)
歯茎をつよくするために必須の栄養素です。
▶オメガ3脂肪酸(DHA/EPA)
抗炎症作用があり、歯茎などの炎症を抑える効果があります。
オメガ3の摂取が少ない人は、歯周病の発生リスクが約1.5倍に増加することが研究発表されています。
▶乳酸菌生産物質
口の中には、400種類以上もの口腔内常在菌が棲んでいます。
歯周病は悪玉菌の増殖によって発生します。
乳酸菌生産物質は常在菌のバランスを整えるために有効で、
歯科治療に取り入れているデンタルクリニックも増えています。