いろいろ使える!酢卵のつくり方
昔からある民間療法の「酢卵」をご存知ですか?卵を酢に漬けて作りますが、酢にアミノ酸やカルシウムに溶けだして、高血圧や糖尿病、神経痛やリウマチなどの生活習慣病にも効果があると言われています。また、新陳代謝が良くなり、肌も若返るとか。。。
料理に欠かせない存在でもある卵。
身体はもちろん、脳にも欠かせない栄養素が豊富です。
改めて卵の栄養を知って、上手に摂り入れたいですね!
卵(中サイズ約60g)でタンパク質が約7.38g、脂質約6.18g、炭水化物約0.18gです。
▶脂質バランス
卵は不飽和脂肪酸が豊富で、なかでも必須脂肪酸のαリノール酸が豊富です。オメガ3脂肪酸も含まれていてバランスが良いとされています。
また、レシチンは卵黄に含まれる機能性脂質でリン脂質とも呼ばれています。天然の乳化剤、脳の栄養素としても貴重な栄養源です。
≫≫レシチンの働きについて①
▶気になるコレステロールは?
約252㎎含まれています。健常者ではコレステロールの目標量はありません。また、卵はレシチンの乳化作用によりコレステロールが過剰となるリスクは低いといえます。以前は「卵は1日1個まで」と言われていましたが、今は2~3個食べても大丈夫と言われています。
ご自身の健康状態に合わせて食べましょう。
▶ミネラルバランス
カルシウム約30.6gと豊富ですが、その分リン約108gも含まれています。食事からは、1:1~2:1のバランスが良いとされています。完全栄養食と言ってもカルシウムについては他の食材から補うことが良いでしょう。
また、女性に嬉しい鉄も約1.08㎎補えます。
※参考:日本食品標準成分表2015年版(七訂)追補2018年
▶加熱と非加熱、どちらが良い?
加熱調理の方がレシピのバリエーションが広がります。しかし、ビタミンBやレシチンなどは熱に弱く、加熱によって一部消失してしまうため、生で食べることもおすすめです。どちらもバランスよく食べるのが良いでしょう。
酢卵はそのままだと飲みにくいので、原液100mlに対して、はちみつ150g、レモン果汁10~20ml加え、これを水や豆乳で2~3倍に薄めて飲みます。
また、調味料として炒め物の隠し味や、ドレッシングなどにも使えます。