健康生活大百科

ハッピークッキング

☆春ニンジンの彩りドレッシング☆

 

人参ドレッシング

【 ニンジンの栄養効果 】

人参は、βカロテンの宝庫。(体内で必要に応じてビタミンAに代わります)
カロテンの他にも、ビタミンAやC、カリウム、カルシウム、食物繊維などが豊富。

 

カロテン粘膜を丈夫にして、細菌に対する抵抗力をつけます。
とくに呼吸器の粘膜を保護するので、風邪の予防に有効です。
また、目の粘膜をつよくして、疲れ目、夜盲症、結膜炎を予防します。
カロテンから体内で変化するビタミンAは、肌を滑らかにするはたらきもあり、
肌荒れが気になる人にも効果的な食材です。

さらに、ビタミンAは鉄と一緒になると、造血を促してくれ、血行促進に働きます。
貧血対策や疲労回復、妊活食材としてもおすすめです。


ペクチン…下痢を改善。
 水溶性食物繊維であるペクチンが便をトロリとさせるので、
腸壁を易しく守りながら、お通じを促してくれます。


琥珀酸カリウム…カリウムの中でも「琥珀酸(こはくさん)」の名がつくと、血圧を下げる作用を有します。


人参は、油ととても相性が良い!
Βカロテン、ビタミンAは、熱につよく、油に溶けやすい特性を持っています。
調理法によって体への影響も変わってきます!

【人参のカロテン吸収率】
・生のまま…8%
・煮る………30%
・油を使う…50~70%
つまり、人参は、生でそのまま食べるより、油を使った調理法がオススメということです!!
人参ドレッシングは、βカロテン(ビタミンA)の特性も活かしつつ、
熱に弱いビタミンCもしっかり残せるレシピです☆


▲アスコルビナーゼ…
人参にふくまれるアスコルビナーゼという酵素は、ビタミンCを破壊する働きがあります。この酵素を抑えてくれるのが、「お酢」です。
お酢とオイルによってビタミンAも、ビタミンCも守ることができます!
さらに、お酢と醤油が入っているので保存性も高く、発酵食品のひとつにもなっています☆

レシピ「人参ドレッシング」

【ニンジンの皮は向かない方が栄養価が高い!!】
ニンジンは滋養強壮、虚弱体質改善にも古くから利用されるほど、
保護作用と栄養価が高いということがお解りいただけたでしょうか?

βカロテンをはじめとしたニンジンの栄養価は、じつは皮にもっとも豊富と言われています。
そのため、できるだけ皮をむかずに食べたい食品でもあります。

泥人参は、乾いた状態で泥をはらったら、流水とともに、たわしでこすりましょう。
たわしは金ダワシでなく、亀の子ダワシや、硬いスポンジが良いです。

農薬などの心配を取り除きたい人は、【野菜洗浄パウダー】で洗うと、より安心です!
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*Written by 豊原悠里(管理栄養士・予防医学指導士)

2020.03.28
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